血液をサラサラにして、活性酸素を減らす食事をとろう!
血液の大切な役割は、酸素と栄養分を細胞に届けて老廃物を回収することです。血液がサラサラの状態であれば、子宮にも酸素と栄養がいきわたります。そうして受精卵が着床する子宮内膜が厚くなると、着床しやすくなります。
・酸素や栄養を運ぶ
・ホルモンなどを運ぶ
・病原体からの感染を防ぐ
・体温を一定に保つ
上記にあるように、血液はとても大切な働きをしているんですね!
では、血液の循環を良くするためには、どんなものを食べれば良いのでしょうか?
血液をサラサラにする食品
魚 | いわし、さばなど 青魚に多く含まれるDHAやEPAは血液の流れを良くする |
海藻類 | わかめ、モズクなど ぬめり成分であるアルギン酸が血糖値の上昇を防ぎ、コレステロール値を下げる |
納豆 | ナットウキナーゼという酵素が血栓を溶かす |
きのこ類 | しいたけ、しめじ、まいたけなど βーグルカンという多糖類がコレステロール値や血糖値を下げ、免疫力を活性化 |
緑黄色野菜 | ブロッコリー、ピーマン、かぼちゃなど ビタミンCやβカロチンなどの抗酸化作用 |
その他野菜類 | 玉ねぎ、長ネギなど アリシンには血小板の凝集を抑制し、血栓を予防する働きがある |
酢 | 酢酸やクエン酸が赤血球の膜を柔らかくし、動脈硬化を予防 |
抗酸化物質を含む食品
活性酸素が多すぎると、細胞をはじめあらゆる器官を老化させ、卵子や精子の質の低下にも影響します。活性酸素を取り除くためには、どんな食品を摂取すればよいのでしょうか?
活性酸素を減らす「抗酸化物質」は?
ミネラル | ・亜鉛(牡蠣、ウナギ、レバーなど) ・鉄(レバー、しじみ、ひじきなど) ・銅(ごま、アーモンド、くるみなど) ・マンガン(クリ、しょうが、干しエビなど) ・セレン(カツオ、いわし、玄米など) |
タンパク質 | 肉や魚、豆類、卵など |
ビタミン | ・βカロチン(緑黄色野菜、果物など) ・ビタミンC(淡色野菜、果物全般) ・ビタミンE(アボカド、かぼちゃ、植物油など) |
ポリフェノール | |
カロテノイド | ・イソフラボン(納豆、豆腐、豆乳など) ・カテキン(緑茶など) ・アントシアニン(黒ゴマ、黒豆、ブルーベリーなど) ・ケルセチン(玉ねぎ、リンゴ、パセリなど) ・ゴマリグナン(ごま、ごま油など) ・リコピン(トマト、スイカなど) ・ルテイン(ほうれん草、ブロッコリーなど) ・アスタキサンチン(鮭、イクラ、カニ、エビなど) |
抗酸化物質を摂ることで活性酸素で流れが悪くなった血流を改善するので、全身の血行が良くなりますよ。
子宮や卵巣周りの血液の巡りがよくなることで、子宮や卵巣の動きが活発になります!
子宮内膜が厚くなったり、排卵がスムーズに行われ、体がポカポカになるので生理痛も和らぎますよ!
体を温める食事をとろう!
冷え性だと感じている女性は多いと思います。体を温め、血行を良くしてくれる食品には、どんなものがあるのでしょうか?
・土の中で育つ野菜、しょうが、唐辛子など
人参、大根、里芋、ごぼうなどの根菜類を、具だくさんの煮物や汁物にして体を温めるとよいでしょう。また、蜂蜜としょうがのしぼり汁を溶いたお湯にレモンなどを足すと、風邪の予防や血行促進に役立ち、体の疲れを回復させてくれます。
・ご飯は白米より玄米や五穀米を
玄米や五穀米にはビタミン、ミネラルなどの栄養素が多く含まれます。
イソフラボンが含まれる大豆製品をとろう!
大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンと似たはたらきをすると聞いたことはありませんか?
女性ホルモンと似ているなら、妊活に取り入れたら効果がありそうな気がしますよね。
イソフラボンを豊富に含む大豆製品は、妊娠しやすい体作りの手助けになるのでしょうか?
・ ホルモンバランスを整える
・ 子宮内膜をフカフカに、厚くする
・ 過剰摂取には注意
大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た作用があります。
イソフラボンは、体温の低温期中は、子宮内膜をフカフカにして、高温期は厚くするのですよ。
子宮がフカフカのベッドのような状態だと、受精卵も着床しやすくなるので、妊娠しやすくなります。
大豆イソフラボンは、納豆や豆乳、豆腐やきな粉、黒豆茶などに豊富に含まれています。
1日の摂取量の目安は、納豆は1パック、豆腐なら半丁、きな粉は50gほどが良いでしょう。
しかし、大豆イソフラボンは、摂取するタイミングや過剰摂取で体に悪影響を与えることがあります。
通常、高温期には、プロゲステロンが多く分泌され、エストロゲンは少なくなります。
本来エストロゲンが少なくなるべき時期に、イソフラボンを摂取するのは危険です。
エストロゲンと似た作用があるので、かえってホルモンバランスが崩れることがあるのです!
生理痛がひどくなったり、妊娠しづらくなってしまったりと、からだに悪影響を与えます。
生理が始まる前の体温が高い時期は、イソフラボンを摂り過ぎないように注意しましょう。
ルイボスティーで卵子の質が良くなる?
ノンカフェインで飲みやすいので、最近人気のお茶のひとつにルイボスティーがあります。
そのルイボスティーには、実は卵子の質を良くする効果があるって知っていましたか?
ルイボスティーはどうして妊娠しやすい体をつくるのか、成分を調べてみました。
・ からだの老化を防ぐ栄養素が豊富
・ からだの若返りとともに、卵子の質も良くする
加齢やストレス、生活習慣の悪化などにより活性酸素が増え、私たちのからだは日々錆びていきます。
ルイボスティーには、ポリフェノールや、鉄、亜鉛、フラボノイドなどの抗酸化物質が豊富に含まれています。
ルイボスティーは、活性酸素を除去するので、からだが若返ると言われているのですよ!
からだが若返る、ということは、子宮や卵巣の働きも良くなるので、卵子の質が上がります。
ノンカフェインでからだに優しいので、たくさん飲んでも平気なのが嬉しいですね。
あたたかいルイボスティーでからだを温め、血行を良くして若返り効果を期待しましょう!

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