妊娠10週目の流産の確率はどれくらい?
妊娠10週目になると、つわりのピークも過ぎて食欲が増す妊婦さんが増えるのではないでしょうか。
妊婦健診で見るエコー写真でも、赤ちゃんの姿が人らしくなってきて、妊娠したことを改めて実感し、幸せな気持ちになりますよね。
それでもまだ、「流産するのでは・・」と不安になる方もいるかもしれません。
妊娠10週目頃に流産をしてしまう確率はどれくらいなのか、調べてみました。
・ 心拍確認で5%程度の流産の確率になる
・ 妊娠12週目までは油断できない
妊娠6週目頃になると、赤ちゃんの心臓の元となる管が作られ、鼓動が始まりエコーで心拍が確認できるようになります。
血液の循環も行われるようになり、赤ちゃんの成長のスピードもアップします。
赤ちゃんの生命力が増すので、エコーで心拍が確認出来たら、流産のリスクがぐんと低くなります。
統計的にみて、心拍が確認できると、早期流産のリスクが15%から5%まで下がると言われています。
「じゃあもう大丈夫」と思うかもしれませんが、それでも流産の可能性はゼロではありません。
心拍確認後に流産した、というケースもあるので、妊娠初期の間は決して安心出来ないのです。
早期流産の心配をしなくても良くなるのは、妊娠12週目ころから、と言われています。
不安な毎日を過ごす方もいるかもしれませんが、お腹に宿った命とともに、前向きに過ごしましょう。
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エコーで流産の可能性は判断できる?
毎月の妊婦健診での、エコー検査による赤ちゃんの姿の確認は、とても嬉しいものですよね。
私は、妊婦検診が毎回待ち遠しくてたまりませんでした。3人の子どもを妊娠、出産しましたが、2回目も3回目も、健診のたびに成長し大きくなっている赤ちゃんをエコーで見ては感動していました。
検査後にもらうエコー写真を今でも大切に保管して、時々ながめています(笑)
流産しないか心配な方は、エコー検査でその可能性はわからないのだろうかと思う方もいるのではないでしょうか?
エコー検査で、流産の兆候がわかることはあるのかどうか、調べてみました。
・ ダウン症など、先天性疾患がわかることがある
・ エコーは見え方によって判断が難しいので、あくまで「疑い程度」
エコー検査のみでは、流産の兆候を予見することはなかなか出来ないそうです。
ダウン症などの、身体的な特徴のある障害は、ベテランの先生なら判断出来ると言われています。
しかし、エコー検査はその時の赤ちゃんの姿勢によって、見えにくい場合もあります。
エコー検査で100%判断することは難しく、あくまで「疑い」がある、という判断になります。
ダウン症の疑いがあると言われた方は、念のため、精密検査を受けると良いかもしれませんね。
どんな精密検査がある?
流産になるかもしれない胎児のダウン症の発症は、ママにとっても怖いものですよね。
近年では、高齢出産などの影響により、ダウン症の発症率が高いと言われています。
エコー検査で、ダウン症の疑いがあると言われたら、どんな精密検査を受ければ良いのでしょうか。
・ 妊娠10週目なら新型出生前診断(NIPT)が出来る
・ 絨毛(じゅうもう)検査も検査可能
聞いたことがあるという方も多い羊水検査は、妊娠15週目から受けることが出来ます。
ダウン症の疑いがあると言われた場合、不安が募り早く検査をして確かめたいという気持ちでいっぱいになるかもしれません。
妊娠10週目なら、採血のみで受けることが出来る、新型出生前診断(NIPT)が受けられますよ。
ママから採取した血液を調べることで、胎児の染色体異常を調べることが出来ます。
採血のみで済むので、流産などのリスクも低く、母体への負担も少なく済む検査方法です。
新型出生前診断のほかには、絨毛検査という、お腹に針をさして行う検査もあります。
直接針やカテーテルを刺して絨毛を採取するので、母体への負担がある検査です。これは、妊娠11週~14週の間に検査可能です。
施術後は、1〜2時間は安静にしていなければいけないので、時間にゆとりのある日に行いましょう。
新型出生前診断、絨毛検査、羊水検査によるダウン症候群の精度は99%以上だそうです。
かかりつけのお医者さんとよく相談しながら、自分に合った検査が出来ると良いですね。
無理なダイエットは流産の恐れも
妊娠10週目になると、つわりが落ち着いて食欲が増す方も多いのではないでしょうか。
今まで食べられなかった分、食事がとても美味しく感じられるかもしれません。
でも、「太りたくないから」と、無理に食事制限したり、運動をしている方はいませんか?
・ 無理なダイエットは母体にも赤ちゃんにも負担がかかる
・ 赤ちゃんに栄養が行き届かず、流産になる恐れがある
妊娠10週目は、赤ちゃんも発育のために、たくさんの栄養を必要とする時期です。
その時期に、ダイエットで食事制限をして、必要な栄養が摂れなかったらどうなるでしょうか?
ママが栄養不足になることはもちろん、お腹の赤ちゃんだって栄養不足になってしまうのです!
栄養が足りないと、充分に発育が行われずに、成長が止まってしまうことがあります。
その結果、早産や、低体重・低身長児が産まれたり、最悪の場合流産の恐れもあります。
妊娠中は、赤ちゃんのためにもダイエットはしようとせずに、バランスの良い食事を取るようにしましょう。
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